『をどり』

おどり … 現代仮名遣い
をどり … 歴史的仮名遣い(字音仮名遣い)

古い時代の発音が、ワ行音の「ヲ」であったということです。


舞ふ (まふ、まう) … 上下動を伴わない。その場でくるくる舞う・回る。
踊る (をどる、おどる) … 上下動を伴う。飛び跳ねて踊る・躍る・踴る。

踊り(をどり)は男取り(をどり)・雄獲り(をどり)の意であるという説も。←真偽不明。

芸事だから未だ上達するには上があると謙虚さを込めて上につく「お」より下につく「を」を用いていると言う説もあるようです。


「おどり」はもともと「をどり」だったのですが、現在では「を」は格助詞としてしか使用せずそれ以外の「を」は、「お」で表すようになりました。「をどり」のほか、「をとこ(男)」「かつを(鰹)」「をとめ(乙女)」「をしえる(教える)」「をす(雄)」「かをり(香り)」「「みを(澪)」など、まだまだ多くあります。


花街の人たちの独特の謙遜の意味が含まれているという説もあります。
私たちは、50音の5番目の【お】なんて使うのは、おこがましい…
私たちの実力は、まだまだ精進の途中なので、最後にある【を】で充分なんです… という一説です。


しかし、宮川町では、秋の【みずゑ会】に【え】ではなく【ゑ】が使えるので、春は、【お】がつけられているという一説もあるのだそうです。


ワタシが子供の時は「かるい「お」」「おもい「を」という風に教わりました。なぜおもいかるいで区別つけるのかは未だに疑問なのですが・・・・。。


-ネットからの拾い物(自分用メモ)

20171101 ∞