No 1 info

2010 EVANGELION:2.22 exhibition "PREMIUM14" collaboration work.

エヴァンゲリヲンの舞台は第3新東京市、現在の箱根である。アーティスト高橋信雅は2009年、箱根彫刻の森美術館40周年記念壁画の公開制作を3ヶ月間行った。その作品は日本文化の象徴として意味役割を持つ「百鬼夜行/九十九神達」がお祝いに駆けつけて彫刻作品達と大騒ぎしている様子が描かれている。今回と同じくジャパニースグラフィティシリーズで制作。3年間の常設展示後、2012年に建物ごと取り壊された。箱根彫刻の森美術館には、庵野秀明監督も取材に訪れ使徒のアイデアになった彫刻もあるとの事。「百鬼夜行/九十九神」も神といえば神、エヴァの世界に出現したらどうなる?という風刺を高橋信雅の世界観で表現した。2010年、ヱヴァンゲリヲン「破」DVD発売記念イベント「PREMIUM14」出品コラボレーション作品。

No 2 consept story

妖怪 百鬼夜行/九十九神 VS NERV本部
突如、第3新東京市上空に姿を現した未確認生命体、NERV本部は特別非常事態宣言発令EVA3体を地上へと待機させた

No 3 main works

“パターンオレンジ!!使徒じゃない!?”

突如、第3新東京市上空に雲に包まれた強い生命反応が確認された

NERV本部:  !!特別非常事態宣言発令!!
日向マコト: 「パターンオレンジ!!これは使徒ではありません」
伊吹マヤ:  「MAGIの情報によると、コレは妖怪です!」
       「正式には「百鬼夜行(ひゃっきやこう)」
       「日本特有の妖怪「九十九神(つくもがみ)」達による複合体です」
冬月コウゾウ:「おかしい、箱根には特有の妖怪はいないはずだ」
碇ゲンドウ: 「神か・・・」
日向マコト: 「2009年8月にも、突如箱根に襲来した記録があります」
       「その時も出現原因は不明」
赤木リツコ: 「これはまた、何かの記念ね」
葛城ミサト: 「またいいかげんなことして!怒られても知らないから!」

No 4 sub works

“和ぎれば幸”

エヴァ初号機に寄り添う妖怪「九十九神(つくもがみ)」

葛城ミサト: 「シンジくん!大丈夫!」
碇シンジ:  「大丈夫だよミサトさん」
       「「九十九神(つくもがみ)」は 長く生きた道具や生き物に
        神や霊魂などが宿ったものを大切にする日本の象徴のような妖怪だ」
       「「九十九神(つくもがみ)」は 荒ぶれば禍を齎し和ぎれば幸を齎す         とされているからものを大切にして優しく接すれば暴れたりしないよ」
NERV本部:  (なんで、そんなに詳しく知ってるんだ?)
綾波レイ:  「・・・私たち物を壊してばかりいるわ・・・」
葛城ミサト&碇シンジ:「!!!」

No 5 sub works

“荒ぶれば禍”

エヴァ2号機に絡み付く妖怪「九十九神(つくもがみ)」
エヴァ2号機バレットライフル乱射
妖怪「九十九神(つくもがみ)」バレットライフルの攻撃をものともせずに弾き返す

式波・アスカ・ラングレー:「キモイキモイキモイ!キャーあっちいってー!」
葛城ミサト: 「ATフィールド!?」
日向マコト: 「ちがう?・・特殊な防御壁を確認!通常攻撃効果ありません!」
碇ゲンドウ: 「さすがに”神”を名前にもつだけのことはあるな」

No 6 P.S.

“追記”

作品制作前にシナリオを提出した際、本店にセリフを修正してもらえたのがとても嬉しかった。

No 7 Credit

Client: khara / GAINAX
Direction: Yasuyoshi Wakisaka(Homestead)
Art/Design: Nobumasa Takahashi