T.Y.HARBOR remodeled a restaurant in 2015. "breadworks" is establish attached to T.Y.HARBOR . "breadworks" is open during T.Y.HARBOR remodeling. I considered advertisement of temporary enclosure. A story drew "The world by which the value of the bread soared more than money. The 50 years later." which continues from a second story. I made them link "the world of a story" with "the actuality with which a store is surrounded on a wall during remodeling", and imagined it! This is fun!
2015年、T.Y.HARBORのリニューアルに伴い、併設している「ブレッドワークス」が改装中も営業していることをお知らせする広告を考えました。 物語はセカンドストーリーからの続きで「パンの価値が金よりも高騰した世界の50年後」を描きました。 改装中、仮囲いに囲まれてしまう現実と物語の世界をリンクさせて膨らませました!これ、楽しい!
「パンがそこにあるということを世界にしらせなければならない」
世界からパンは消えた。
富裕層に独占されたパンは、密かに焼かれ表に出てくることは無くなった。
そのまま半世紀が過ぎ、まるでパンは最初からなかったかのように。
「パンの取材?本気でいってるのか?あれは都市伝説だよ」
「私の子どものころはパン、本当にあったんだけどなぁ。あったよなー。」「ああ、あった、あった」
「パン?わたし、見たことあるー!うそでーす」
「パンがあるなら、いちどでいいからたべてみたい」
「パンを食べると幸せなきもちになるんだって。いつかぼくがパンをみつけてくるからね。チュ」
「いつかわたしも、パンがたべたい♪ わ た し の、パンパンパン、パンパンパパン♪」
町中の流行曲やテレビのテーマ、お茶の間の主役はパン。
まだ、皆の心の中にパンは生き続けているのだ。
「パンパカパーン!リアルアンパンマン!」
「おい、そのパンはオレのだ!」「それはだれがきめたんだ?」
「あと、1つでいいんだ」「わかっているわ。パンはわたしがなんとかするから..」
「ほら、あの足のながい、かわいい娘いたでしょ?」「え?じゃあ、パンに手を出したのって、あの娘?」
「ええ、もちろんわたしたちはたべたわ。すてきなおじさまと一緒にね」
「やきたてパーン!」
有名、野球選手はパンリーグを制してインタビューに答える。
「わたしの夢は子どもたちに、おなかいっぱいパンを食べさせること」「そのためにホームランを打つんだ」
「パンて本当にあるの?」「もちろんさ、ほら運河の向こうをみてごらん」
運河を越えたバリケードの向こうに楽園はあるのだ。
-パンを皆に届けたい
-パンを皆に楽しんでもらいたいんだ
バリケードの両側からパンを愛する人たちにより奇想天外な作戦が決行された。
「パンやけてまーす」
その合い言葉と同時に、焼きたてのパンは風に乗りバリケードを越えていく!
皆が笑顔で空を仰いだ!
そしてパンは今、人々の手の中に。
ウェルカム、ブレッドワークス。
2015 CLASSIC series
"breadworks 3rd story"
クラシック シリーズ 2015
ブレッドワークス サード ストーリー
Client : TYSONS&COMPANY
Artworks: Nobumasa Takahashi
Typography: Om