He drew keyvisual in all 164 guest rooms and guest's private elevator of “HYATT CENTRIC GINZA, TOKYO" by a JAPANESE GRAFFITI series. It started on January 22, 2018. Interior design in the whole hotel including a cabin is "STRICKLAND" who leads Mr. Yohei Akao who is dealing with creative hotel facilities and is playing an active part.
2018年1月22日に開業した「ハイアット セントリック 銀座 東京」の全客室164部屋と客室用エレベーター2基のキービジュアルをジャパニーズグラフィティシリーズで描きました。客室を含むホテル全体のインテリアデザインは、クリエィティブなホテル施設等を手がけ活躍中の赤尾洋平氏率いる「ストリックランド」です。
「街の中心」、「情報の中心」という2つの意味が込められた「ハイアット セントリック」はハイアットのライフスタイル ホテルブランドとして2015年1月に北米で誕生し、ブランドの基本理念は“常にゲストの旅の中⼼であること”。旅慣れたゲストが、ホテルを拠点に、思いのままに街を探検するための最新情報や、その街を粋に楽しむための情報を豊富に取り揃え、常にゲストの好奇心を刺激する街体験へと誘います。
3-12階のゲストルームは、銀座の4つのモチーフを各2色で展開。客室の襖絵として転写。
12階のナミキスイートは、銀座の4つのモチーフを1枚に紡いだ曼荼羅を襖絵として転写。
エレベーター3号機と4号機は、2020年東京オリンピック目前で賑わう銀座の街を写し取った鳥瞰絵図を転写。
2017年夏、銀座の路地を隅々まで歩いた。
Google Earthで屋上を確認しながら少しずつ、
大きな建物に隠れてしまった以外のすべての建物を描写。
オリンピック前の変わりゆく銀座を焼き付けたかった。
“註釈”
いろはにほへと ちりぬるを
わかよたれそ つねならむ
うゐのおくやま けふこえて
あさきゆめみし ゑひもせすん
色は匂へど 散りぬるを
我が世誰そ 常ならむ
有為の奥山 今日越えて
浅き夢見じ 酔ひもせず
平安時代末期に流行した、七五を四回繰り返す「今様」という形式で、全ての仮名47字を一回ずつ使うという制約のもとでつくられている。『涅槃経(ねはんきょう)』の 「諸行無常 是正滅法 生滅滅己 寂滅為楽」を表すと言われている。
色は匂へど 散りぬるを
香りよく色美しく咲き誇っている花も、やがては散ってしまう。
諸行無常(しょぎょうむじょう)
我が世誰そ 常ならむ
この世に生きる私たちとて、いつまでも生き続けられるものではない。
是生滅法(ぜしょうめっぽう)
有為の奥山 今日越えて
この無常の、有為転変の迷いの奥山を今乗り越えて
生滅滅己(しょうめつめつい)
浅き夢見じ 酔ひもせず
悟りの世界に至れば、もはや儚い夢を見ることなく、現象の仮相の世界に酔いしれることもない安らかな心境である。
寂滅為楽(じゃくめついらく)
2018年9月28日「ハイアット セントリック 銀座 東京」で総支配人の内山さんとスタッフの皆さんと会食。呑みすぎて帰れなくなり一泊させていただきました。お礼とお宿代がわりにスタッフルームに一筆の図。
2019年1月17-27日の10日間、「ハイアット セントリック 銀座 東京」に宿泊して、1階の駐車場からホールに抜ける通路壁面に、1周年記念作品「暖かな風」を制作しました。また、バー「NAMIKI667」に招き猫の「吾輩は猫である。酒場に座っておる。」を設置。そして1周年パーティーのバックボード、記念グッズのデザインも担当しました。
2019年3月13日-11月15日の約8ヶ月間、4階ロビーのショーケースでコンバースの展示を行いました。総支配人の内山さんからショーケースが空いてるのでなにかやる?と相談いただき、ちょうどWhite atelier BY CONVERSEで発売した「KIDS」と大評判だった「TYP48」デザインのプロモーション展示を行わせていただきました。ショーケースをコンバースで埋め尽くしました!
2019年11月、4階ロビーのショーケースに「INVISIBLE」の分身を制作。第28回UBEビエンナーレ 招待作品 TRICKART series「INVISIBLE」との同時展示をさせて頂きました。
2019年11月29日から12月25日の間、ネオンで制作したクリスマスツリー「星降る夜に」の展示を行いました。ネオンの制作は「NYT(Neon Yup Torrid)」が担当しました。NYTは、デザイナー「夏秀」が中心となり新たなネオンの表現を追求するために結成されたネオン職人「山本祐一」、アーティスト「高橋信雅」からなるアートユニットです。
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2020年「ハイアット セントリック 銀座 東京」は政府による緊急事態宣言を受けて4月18日から9月末まで休業。10月1日に再開した後のクリスマスをどのように行うのかを相談されました。一方高橋は「ハイアット セントリック 銀座 東京」からの紹介で参加した「銀座もの繋ぎプロジェクト」が大きく展開している最中、銀座の方々と一緒に行うツリーはどうかという提案をおこないました。2020年12月1~25日の間、プロジェクト参加企業に送って頂いたクリスマス仕様のギフトボックスを積み上げてクリスマスツリーを制作しました。70社以上に参加して頂きました。宿泊客の方から「朝起きてこんなに沢山のプレゼントが届いていたら一日中楽しいだろうね」と声をかけて頂きました。
点灯式の日には、コロナ禍での銀座の現場をわかっていただこうと「銀座もの繋ぎプロジェクト」発起人の「木挽町よしや」三代目 斉藤大地氏をお呼びして、総支配人の内山渡教氏と高橋信雅の3名でトークショウも開催し、SNSなどでライブ配信しました。
2020年11月30日に「星降る夜に」の一部のネオンを、1周年記念で1階通路壁面に制作した壁画「暖かな風」の上に常設しました。
2023年1月22日に「ハイアット セントリック 銀座 東京」は5周年をむかえました。22-31日の間、4階のロビーにて、総支配人の内山さんに周年の際に送っていた、普段は表に出ることのないお祝いイラスト5枚を拡大して一堂に公開しました。
また、5周年グッズ「サコッシュ」のイラストを担当しました。「サコッシュ」が覚えられず「コサック」と間違え、打ち合わせの度に担当さんの女の子から笑われました!
2024年6月6日に1階サイドエントランスの「芸者」が破損したため、2024年6月9日に「ニュー芸者」を設置しました。山本さんはやいすごい。「ニュー芸者」は線が踊ってて、少し人間味が増しました。
2024年6月16日に「ハイアット セントリック 銀座 東京」4階ライブラリーラウンジに忍者アクリルキーホルダーガシャポンを設置しました。
GOODS info: NINJA and Building
Client: ORIX Real Estate Corporation / ILYA / imo.p
Location: Hyatt Hotels and Resorts
Producer/Art director: STRICKLAND
Art: Nobumasa Takahashi
Design: Nobumasa Takahashi / Natsuhide
Neon works: Neon Yup Torrid
Photo: Nobumasa Takahashi / Kouki Okoshi / Maiko Mitsuhashi / Dodanuki Umiko Claire
Thanks: White atelier BY CONVERSE / Ginza Monotsunagi Project